伊丹谷良介+西山毅+満園庄太郎 @ 高円寺Showboat 2007-12-14
『Hello! TOKIO〜!!!! 』『yea〜!!!!!!!!』
いつもの感じで始まった東京・高円寺showboat。
久しぶりの東京でのライブで、9月の新宿でのライブ以来である。
しかも前回の新宿でのライブはアコースティックライブだった為、ライブハウスでのバンドスタイルのステージは大変久しぶりである。
伊丹谷は日本人ミュージシャンであるにもかかわらず、今まで東京でのライブはあまりなかった。
ほとんどの大阪のミュージシャンは大阪での活動を経て、東京へ上京する。
伊丹谷は何を血迷ったか東京より先に大阪の活動を経て、まずニューヨークに行き、そして北京や上海や香港を活動拠点のメインにした。
だからこの10年間近くのミュージシャン活動で以外に東京でのライブはほとんどやってない。
かれこれ、二年ぶりの東京のライブハウスでのライブである。
たしか2005年の渋谷on airの凱旋ライブ以来?
そして今回のメンツで東京のライブハウスでのライブは初めて。
ギターには毅にーちゃん。ベースに庄太郎にーちゃん。
最近おなじみのドラムの英二にーちゃんはダストボーンズ(http://www.dustnbonez.jp)のライブと重なったため、今回は参加できず、サポートにエンジェルさんが参加してくれた。
見た目と名前に少しギャップのある素敵なエンジェルさんには今回大変無理をかけ、ほとんどリハーサルのないぶっつけ本番にもかかわらず、ライブを見事にこなしてくれた。
いろんな国で様々な大きい舞台、中くらいの舞台、小さな舞台全てを経験してきたこのバンドメンバーは今年からの日本での活動は初心に戻る意味でもまずは小さい、照明も何もない小さな箱から活動を始める事にした。
そんなコンセプトで始めた為、最近はシックなスタイルの箱のライブが多かった。
それもあって今回のライブハウスの照明バリバリのステージが大変新鮮に感じた。ステージも広く、伊丹谷はマイクスタンドをブルンブルン回し、毅にーちゃんはギターをブイブイ回す。
『やはり二人はこのバンドではこうでなきゃね!』と毅にーちゃんと二人お互いステージで顔を見合わせながらニヤリ。
毅にーちゃんも庄太郎にーちゃんも香港であろうが、北京であろうが、東京であろうが、お客が少なかろうが多かろうが盛り上がってようが下がってようが絶対に常に全力を出す。
全く違った場所で活動し合ってきたミュージシャン同士だが、彼らのステージに立つスピリットにはいつも共感を覚える。
様々なミュージシャンと同じステージを踏んできたが、共通して『この人ナイスッ!』と思えるミュージシャンはオーディエンス、音楽ジャンル、人種にこだわらないスピリットを大切にしている。
そして全てにおいて言い訳がましくない。
彼らにはいつもそれを感じる。だからいつも彼らとのライブが終わった後、不思議な充実感がある。
何よりあと、今回のオーディエンスの表情は非常が良かった。
オーディエンスはステージを見てるが、僕らは『オーディエンス』というステージを見る特等席にいる。オーディエンスが最高に満足してくれる顔を見る時こそが僕らステージマンにとって最高のショーを見せて
もらったような気持になる。今回もステージにかぶりつくお客さんとバンドが一つになれた事に大変喜びを感じた。
今回も全国から集まってくれたファンの皆様に感謝したい。