「韶関(シャオクァン)体育館公演」 2000-05-05
ついに今回の中国ツアー2000の千秋楽まで後1回。
今日でまる3週間中華人民共和国に滞在している事になる。
短いようで長いようで…。
もう完全に体は中華料理漬になっている。寝言まで中国語をしゃべっている。
泣いても笑っても後3日。
3日後の今、も関西空港に到着予定である。
さあ、油断は禁物。残りの3日間を着実に過ごさねば…。
午後2時、昼食をとり終えその後、ホテルからバスで10分ぐらいの韶関体育館公演に向かう。
今日もまたドでかい会場である。
360度客席の体育館会場。
満員になれば5000人余裕で集客できるだろう…。
体育館はめちゃくちゃ面白いが、とにかく会場の残響がすごい。
ボーカルマイクにリバーブは全く不必要である。
「あっ」とマイクでしゃべると「あぉぁぉぁぉぁぉんん…」って感じ。
音が会場にウァンウァンまわりたおす。
普段ライブハウスになれていると演奏は大変やりにくい。
とくに伊丹谷はあっちこっち動きたおすため演奏中なんのこっちゃ訳がわからなくなる。
まあ、それが体育館公演の面白いところでもある。
いつもPAのTaicheeが会場の音響サウンドチェック時にいつもエアロスミスの「イートザリッチ」のCDを爆音でかける。
スティーブンタイラーのシャウトとジョーペリーのギターが会場に爆音で鳴り響く。
本番にむけてテンションがだんだん上がり出す。
この瞬間は最高に気持ち良い。
「あぁ…今日も始まった…」という感がする。
なんと今日は会場のセッティングがめちゃめちゃスムーズに進んだ。
午後4時にはドラムのサウンドチェックが始まった。
午後5時にはリハーサルを開始。
午後6時にはリハーサルを終了。
す、す、すんばらしい!!
大変スムーズに本番まで進行した。
午後8時、開場の時間。
楽屋で衣装に着替えてロックスター伊丹谷良介に変身!!
午後8時30分開演のSEが韶関体育館に鳴り響く…
コンサートは頭から大変盛り上がる。
今日のコンサートのお客さんは大変のノリが良い。
伊丹谷ハ 「コンニチヮーーーー!」
観客ハハハ 「コンニチヮーーーー!」
日本語もかなり通じる。
伊丹谷ハ 「にーはおーーーー!」
観客ハハハ 「にーはおーーーーー!」
伊丹谷ハ 「一番ーーーー!」
観客ハハハ 「イチバーンーーーー!」
中国人はMCのリアクションが本当に良い。
前半は最高に盛り上がり後半戦に突入。
後半の諸世界充満愛で全員世界平和を大合唱。
客席を飛び出しステージの前まで誰かがやってくるとワンサカと客が押し寄せてくる。
すかさず警備の人が客に怒り散らす。
警備を恐れながらも客は握手を求めに来る。
今日も最高に盛り上がったコンサートになった。
ホテルに戻るとどこで調べたのか、今日のお客が待ち構えていた。
「サインを…して…下さい…」
たどたどしい日本語でサインを求めて来た。
一緒に写真をとって彼らと別れた。
さあ明日はついに千秋楽。
残り1回のコンサートを必ず成功させたいものである…
ではまた明日。