「やってまいりました広東省!やるしかない…」 2000-04-28
毎度 伊丹谷です。
今日は雲南省から広東省へ飛行機で移動。
午前9時バスに荷物を積み込み雲南省ホテルを出発。
今日で長期滞在した雲南省ともお別れ。
午前11時前に昆明空港に到着。
雲南省文化局の方々 「必ずまた来てください…」
伊丹谷 「必ずまた来ます!」
メンバー全員で握手を交し抱きあい、最後の別れを告げた
伊丹谷は記念にブルースハーモニカをプレゼントした。
涙ぐみながら大変喜んでくれていた。
いつかまた彼らと再会したい…
習慣の違うものどうしが一つのショーを作り上げることは想像以上にたいへんな事である。
言葉も違えばやり方も違う。
しかも資本主義国民と社会主義国民。
意見が合うはずがない。
それにもかかわらず、私たちはお互いを尊重しあい、争いあい、認めあい、コンサートを成功させる事ができた。
お互いが素晴しい体験になったに違いない。
少なくとも私たちはいろいろ学ぶことができた。
雲南省の皆様本当にありがとう。
午後12時、私たちは昆明空港からMD28に乗り込み広東省、広州空港に飛び立つ。
空港に着陸するなり雨…
どしゃぶりの雨のなか飛行機から降りる。
海抜2000メートルの昆明とは違って結構蒸し暑い。
空港を出ると広東省の演出公司の方々に出迎えられる。
彼らがチャーターしてくれた大型専用バスに乗り込むまで雨の中、機材の積み込み。
せっかく、南国の大都会、広州に感動しようと待ち構えていたのに…
もうそれどころじゃない。
広州の第1印象はとにかく 雨、雨、雨 … ずぶぬれ
やっとバスに乗り込んだが今度は現地の方が気を使ってくれるのは嬉しいが冷房をガンガンにかけてくれる。
「頭も服も濡れトンのに、風邪ひくやんけー!」
と言いたいところだったがここはおちついて
「すんまへん…クーラー止めてもらえまへんやろか…」
もー踏んだりけったり…
全員 ちょーブルー…
ところがドッコイ!!
なんとホテルに到着したら…
今日の宿泊するホテルはこの街1番のオーシャンホテル。
いつも良いホテルを用意していただいているが今日のホテルはなんと4つ星!★★★★
全員 「うぁーい、めっちゃきれー! 広東省の方々どうもありがとー!!」
コロッと態度が変わる現金な伊丹谷良介黒龍現代音楽団であった…。(笑)
チェックインが終わればこちらのおえらいさんと夕食
お互い挨拶の乾杯を交し、明日からの公演に挑む。
明日の公演はここからバス移動2時間かけて広東省の仏山市に移動。
そこで着くなりリハーサルで公演を行うらしい。
先程、こちらの方々とミーティングを行ったが、明日以降、ほぼ毎日公演があるらしい。
普通どんなコンサートツアーでも長距離移動がある場合3日に1回は休みをとる。
物理的に体がもたない。
マジで喉も、もつかどうかわからない。
今でも喉がずっと充血している。
結構喉は強い方なのだが…
しかもロックコンサートで2時間暴れたおす。
残りまだ連日8公演続く。
かといって手を抜くことはできない。
へたしたら帰国後ポリープの手術をしないといけないかもしれない。
ポリープの手術に失敗してしまったら今後の歌唱上危ない…
なんとかせねば…
自分の自己管理も心配だがメンバーやスタッフの体調も心配だ。
みんな、大丈夫だろうか…
みんなでこれをうまく乗りきらねば…
くそっ!!
くやしいが やるしかない!
やるしかない…
ではまた明日