「曲靖(チュイジン)公演 なんとそこは…」 2000-04-23
毎度伊丹谷です。
今日は雲南省の曲靖公演。
午前9時すぎ玉渓を出発。
バスで曲靖に移動。
午後12時にまでに到着する予定だったが結局到着したのは午後2時すぎ。
途中、バスのエンジン故障で大幅に遅刻。
会場がどんなところかもわからない…。
ああ 今日の公演はどうなるのやら…。
さっそく今日の会場に向かう。
会場の入り口にはまるで十三ミュージックの宣伝カーのようなコンサート宣伝カーが止まっていた。
車にはベタベタと今日のコンサートのポスターが貼られている。
こんな宣伝、今までされたことがない。
あいかわらず驚かしてくれる。
その直後、もっと驚いた。
なななななななななななんと!!
今日の会場はなんとドでかい体育館!
「きーてないよー」状態。
会場は360度客席。
まるで府立体育館の様な会場。
アリーナに骨組み丸だしのステージが組まれている。
ステージはボコボコ。安定がまったくない。
前回のツアーのハンダン体育館を経験しているバンドメンバーはさっそく自分達の足場を強化しはじめた。
キーボードのブラック大活躍である。
彼はハンダン体育館でも大活躍した。
彼の腕力は飛び抜けており、力仕事はスバラシイ。
中国人スタッフにまかすより全然たよりがいがある。
しかし、事故しないか大変心配であった。
無事なんとかステージの強化も終わり他のセッティングを開始。
遅刻したこともやばいがもっとやばいのが頼んでいた器材が会場に届いていない。
現地の責任者はそれにもかかわらずセッティングをせかす。
会場はどんどんピリピリしだす。
そんなこんなしている間に開場の時間。
客がどんどん入ってくる。
どこからこんなに客が集まってくるんだと思うほど…
あーおそろしや。
今日はいったいどうなるんだ!
本当にこんなに広い開場に客が入るのか…っと思っていたらあっという間に超満員。
午後8時すぎ体育館にSEが鳴り響く。
スモークのたかれる中、バンドメンバーがステージに上がる。
客は興奮に満ち溢れている。
「ウォーーーーーーーーー」
という歓声が響きわたる。
前半、大歓声の中ステージを終える。
後半 会場は超大歓声。
本当に中国人のリアクションは素晴しい。
カバー曲はもちろん、オリジナル曲も大合唱でコンサートが盛り上がった。
いつ照明がおちてくるのかわからないのでビクビクしていたが、とりあえず無事終了。
いつも全てにおいてギリギリのところで成功しているが、気をつけなければ…
これから何がおこるかわからない。
今のところコンサートは無事成功しているが安心してこのツアーを続けていたらえらいことになる。
油断は最後まで絶対にできない。
ひとつひとつ慎重に行動を行わないと…
考えすぎと思うかもしれないがなめてはいけない…
ここは中国…
日本のツアーとはわけが違う…
そんな事を考えながら眠りにつく… 。
ではまた明日