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「玉渓公演 フラワーフィーバーコンサート! ありがとう耳耳耳さん…」 2000-04-22

毎度伊丹谷です
今日は朝から玉渓(タマケー)へ移動。
昆明の雲南省ホテルをいったんチェックアウトする。
午前10時過ぎに昆明からバスで出発。

午後12時ごろタマケーに到着。
到着するなりコンサート会場を見学。
「おーっと!」
会場の入り口にでかでかと伊丹谷良介黒龍現代音楽団の看板が…
街のあらゆるところにべたべたと伊丹谷黒龍ポスターが貼られているではないか!
なんとスーパースター ジャッキーーチェンのポスターの上にまでえらそうに伊丹谷黒龍のポスターが貼られている。
この街でも恐縮しそうなくらい宣伝をしてくれている。

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今日のコンサートは一番高いチケットでも80元。
他の街の半分以下である。
イコール今日は若い客が多い!!
若い客の多い日は以上に盛上がるため、メンバーは期待満々。

会場に入るとメンバー全員、口をあけてステージを眺めている。
な、な、なんとステージはまるでお花畑の様に花束、いや花壇がワンサカ置かれている。
半端な数じゃーございません。
「ワシら枚方大菊人形ちゃうぞ!」
いくら花博開催地といってもやりすぎじゃーって感じ。
中国スタッフが今日のコンサートに金をかけてくれているのはよくわかるが…
もっとちゃうところにお金をかけてくれよ…とほほ…

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まあしかし考えようによっちゃーこんなステージで演奏することはもう二度とない。
大変貴重なステージである。
「今日はフラワー伊丹谷黒龍ショーじゃー!」(なんじゃそら)

ほんまいろんな意味で腰をぬかしてくれる。
でもこれが中国ツアーの面白いところでもある。

会場に器材を降ろしてから、タマケーの町中のスンゲーオシャレなレストランで昼食。
レストランの前のタマケーメインストリートにも伊丹谷黒龍の看板が…
ありがたきしあわせ。
レストランはまるでサンフランシスコのコじゃれたカフェバーのような中華料理レストラン。
メニューに冷コーヒーと書いてあったので喜んで注文したが、オモイッキリ熱いコーヒーが出てきた。
中国では冷たい飲み物は中華料理と消化上、あわないため現地のスタッフがおせっかいに注文しなおしてくれたに違いない。
「ああ、日本のアイスコーヒーがコイシイ…」

昼食後、タマケーホテルにチェックイン。
とにかくホテルの入り口の門から宿泊館の入り口までが遠い。
大変ビップなホテルなんであろう。
ビップは良いがホテルにエレベーターがない!
「こんなにビップなホテルやのになんでやねーん!」
全員の部屋は3階。
「っ…荷物が重い。」

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今日はタマケーホテルで一泊する。
ちょっぴり休憩してから会場へ向かう。

リハーサルまで時間があったので会場の近くで伊丹谷良介写真撮影会。
真昼間、一番ド派手なステージ衣装に着替えてド派手なメキャップをしてタマケーの街に繰り出す。
タマケーはハッキリ言ってかなりの田舎でそんな伊丹谷が街をウロウロするとまるで宇宙人を見つけたかの様に人だかりができだす。
気がつくと伊丹谷の後ろをゾロゾロと50人ぐらいがついてくる。
伊丹谷が幼い子供によっていくと
「ウギャーーーーーーーーーーーーーー!!」
っと泣きだす。
まるで化け物あつかい。

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大変おもしろい絵が撮れたと思います。
写真集をお楽しみに…

午後8時、コンサートは始まった。
案の定、若者のお客さんが多く、コンサートはとにかく盛り上がった。
今までで最高のコンサートだったかもしれない。

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ところで、この街出身の大変有名な音楽家、耳耳耳(名前)さんを皆さんをご存じだろうか?
名前からしてすごい!!
耳耳耳さん…
芸名でもなんでもない。
彼は中国の国家を産みだし23歳でこの世を去った。
彼は中国で音楽の神とされている。

おそらく 今日のコンサートのステージに耳耳耳さんが舞降りてきてくれたのだろう…
ありがとう耳耳耳さん…
ありがとうタマケー…
いつかまた会おう…

明日は雲南省 曲靖(チュイジン)へ移動してまたコンサート。
さあ どんな街が伊丹谷黒龍楽団を待っているのか…。

ではまた明日

2000/04/22

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