「雲南省 昆明公演初日」 2000-04-20
毎度伊丹谷です
今日は昆明公演初日。
午前10時起床。
何やらホテルの廊下でガヤガヤ言っている。
楽器を劇場に運ぶや運ばんやで雲南省文化局の方とモメていた。
とにかく午後2時にホテルの入り口に楽器を集める事になっておさまった。
何かわからんけど解決。
午前11時30分、ホテルの食堂でメンバーが昼食のでてくるのを待っていたが一行にメシがでてこない。
「腹減ったなーまだかなー」とみんながぼやいていると、ブラックがやってきて一言。
「今日の昼食こことちゃうで…」
今日の昼食はなんとホテルから3、4分歩いたタイ料理レストランでやっと昼食をとる事になっていたらしい。
ということでタイ料理レストランへ移動。
これがなんとまー 辛い!辛い!辛い!
恐ろしく辛かった。
楽器の運搬は人力車...
さあ今日の会場の名前は国防劇院という劇場。
中華人民共和国の人民解放軍が使用している、バカでかい軍隊のホール。
いつもは大会議とかセレモニーに使用しているらしい。
午後2時にバンドメンバーが会場入りする。
ゆっくりとしたペースでステージがセッティングされていく。
わりと余裕のあるタイムスケジュールだったにもかかわらず、まったく予定どうり進まなかった。
現地のスタッフがのんびりしていたようだ。
やっと午後6時ごろリハーサルに入る。
PAシステムはまだ良かったがコンサート用に会場が作られていないため音の回り方がスゴイ悪い。
会場の残響音がひどいためステージ上は何がなっているかもうわけがわからない。
そんな過酷な環境の中リハーサルを終えて、本番の時間がやってくる。
午後8時、会場に客がどっと入ってきた。
客席は幕が閉まっているためこちらからは見えなかったがザワザワと客席から声がしていた。
SEが流れて1曲目の「かれたばら」のイントロが流れだし、ステージの幕が開いた。
会場の客はすでに盛り上がっている。
イントロの中、伊丹谷が登場する。
客は拍手喝采。
そして伊丹谷良介黒龍現代音楽団のロックショーがはじまった。
ライブ中、どうも頭がクラクラする。
それもそのはず昆明は海抜2000mの街である。
富士山の上でライブをするようなもの…
基本的に空気がうすい。
大阪でやっていてもライブ中に頭がクラクラするのにここでは当然である。
空気がうすいためか、コンサート事態は大うけであるが、歌詞は間違うわ構成まちがうわ演奏はボロボロ。
まあとにかく今日のコンサートは大成功であった。
最後は観客全員がスタンディングオベーションで感動的なコンサートに終わった。
ライブ終了後レストランで現地の方とパーティー。
昆明の主催者もおお喜びしてくれていた。
パーティーのメインイベントはトランペットの房原さんのサプライズ誕生日会。
今日、彼は中国昆明で誕生日を向かえた。
全て彼に内緒で行ったため、大変盛り上がった。
トランペットのフサハラさんです
とういうことで、雲南省昆明公演1回目は大成功!
まだこれから雲南省でのコンサートは何本かあるらしい。
とにかく予定がころころ変わるのでわからないが…
明日はオフ日。
地獄の雲南省公演は結構今のところ余裕がある。
さあ残りの雲南省公演はどうなるやら…
ではまた明日