伊丹谷良介 黒龍音楽団 有始の美!! 1999-11-17
さぁ今日からコンサートツアーの本格的な幕開けである。
朝から矢倉さんと佐竹さんは中国仕様のPAで頭を悩ませていた。
午後、7時間に及ぶリハーサル、みんな疲れ果てて本番に挑む。
午後7:30、開演の幕は開いた。
和もの(日本雅楽をリミックスした)のSEが会場に響き渡った。
メンバーはお客さんがちゃんとはいっているかわからない・・・・・。
( 何を言っているのかわからない中国語のザワザワした声がドーーっとおしよせてくる)
な、なんと!!客席は超満員ではないか!!!
トラブル(音響)だらけの演奏の中、お客は口をあけて見ている・・・。
お客様のロックに対しての感心が無言で伝わってくる。
タクシー内の馬鹿者ども
会場となる天津大礼堂
2曲目のデジタリアンラブがはじまる頃にはお客全員手拍子と歓声まみれの空間となった。
日本語の音楽、そしてオリジナルにもかかわらず、客は大興奮している。
私は中国語でMCする予定だったが、へたくそなので全部英語でしゃべった。
「Can you speak English ?」
「YEAR !!!」
「Are you feeling good ?」
「YEAR !!!!」
その日のコンサートは予想以上の大成功!!!
私は今まで多くのコンサートと経験しているが、こんなにすばらしいコンサートは始めてだ。
ステージから客席を望む、広い・・・
楽屋風景
やはり中国人のロック魂はにせものではなかった。
「我愛称!! You are 朋友!!! 謝謝!!!!」
そうして初日は120点満点のコンサートになった。
そして本番
ホーン隊の面々
その後中国人スタッフとメンバーで大宴会。飲めや食えや踊れの世界。
さぁこれからどんなことがまっているのだろうか。油断はできない・・・・・。
とりあえず伊丹谷良介黒龍音楽団の伝説の一ページ目は美しくすばらしく感動的に幕を閉じた・・・・。
みんなメンバーも客も喜びの中終える・・・。
欲を言うなら有終の美でも終わりたいものだ。
衣装姿さまざまに