石家庄最後の夜 1999-11-21
午前6時、最高級ホテルにもかかわらず(だからかもしれないが)TELが鳴る。毎朝である。
TELをとると中国人の女性がわけのわからないことを言っている。
たぶん仕事収めの売春婦のねーちゃんだろう。
その時だけ中国が大嫌いになる....
観光に訪れた柏林寺
ちょうど昼の読経の時間だった
今日は朝から観光のはずであったが僕は部屋で中国語MCの猛特訓である。
出発の2日前になって中国語MCを大量にわたされたので、もちろん覚えきれているわけがない。
しかたなくモニタースピーカの前にカンニングペーパーをおいて中国語MCとつないでいる状態なのである。
まぁ愛敬でカタコト中国語MCは受けているようだが、それなりにちゃんとしゃべりたい。
「ニーハオ ウーメンシュー イータングーリャンチェー ヘイロンジェンダェユエドォエ!」
(こんちには。伊丹谷良介黒龍現代音楽団です。よろしく!)
これくらいならなんとか覚えられるが、 もっと難しいMCが20~30もある。
まるでお経を覚えているような気さえしてくる。 「うお~~~~!!」と叫びたい気分である。
しかし頑張って言えるようにしてやる!!
たぶん今、中学校の中間テストの勉強をすれば90点以上はとれる・・・。
バカ2人
廊下の柱群は絶好のアングル
夜、石家庄最後の夕食を食べる。 食事の内容は中国スーパー鍋(火鍋)である。
とりあえずごまだれにらー油とか塩などをぶちこむ。
そこに魚とか白菜などたきあげものを入れてくう。 それだけなのに死ぬほど美味い。
まるでぶちこみしゃぶしゃぶって感じである。僕も料理は荒っぽいほうが好きだが、
こんなに荒っぽい鍋は初めてである。
新世界のもつ鍋屋もびっくりである。
お香を折らずにさせると願いが叶うという
中国一古い石橋
店内で20代そこそこの男女3人組が近寄ってきた。
何を言うかと思えば「昨日のステージ見たぜ!!おめーら最高だよ!!」
彼らにいろいろ質問をしてみた
伊「最近好きな音楽は何?」
男「やっぱニルバーナだぜ!!」
伊「最近一番興味があることは何?」
女「んーそうねー」
男「UFO」
伊「・・・・!!」
中国の若者は何を考えているのかわからない。やはりおそるべし21世紀の中国よ・・・。
そうして石家庄の最後の夜はふけた・・・。
狛犬を壊すなぁ~
鍋屋でファンが
自助火鍋 毎位20元=セルフ鍋 300円/人。安い!